PoiyomiとlilToonのライティング設定

アバターや衣装でlilToonとPoiyomiを併用するときに、だいたいどんなライティングでも馴染んで見えるようにする設定値の個人的なメモ書き。

ライティングの確認に使ってるのはこれ。

booth.pm

 

シェーダーバージョン(リンクはマニュアルに飛ぶ)

lilToon 1.4.1 

Poiyomi Toon 7.3.xxx / 8.0.xxx

 

明るさの基本設定

それぞれのシェーダーのライティング設定項目はここ。

まずlilToon。

下の「拡張設定」はとりあえずライトの合成だけ見る。

これがPoiyomi 7.3.xxx。

大項目上から2番目「Lighting&Reflections」の中。

そしてこれがPoiyomi 8.0.xxx。

大項目上から2番目「Shading」の中。

それぞれのパラメータの対応はたぶんこう(上からlilToon・7.3.xxx・8.0.xxx)。

明るさの下限

・”Lighting Modifiers” > Min Brightness

・”Light Data” > ”Base Pass Lighting” > Min Brightness

 

明るさの上限

・不明

・”Light Data” > ”Base Pass Lighting” > Max Brightness

 

ライトのモノクロ化

・”Lighting Modifiers” > Monochromatic Lighting?

・”Light Data” > ”Base Pass Lighting” > Grayscale Lighting?

 

影色への環境光影響度

・不明

・不明

 

この辺の数値をそろえればだいだい馴染む。「不明」は対応パラメータを見つけられてないやつ。明るさの上限は「1」、影色への環境光影響度は「0」でとりあえず同じように見えている気がする。

 

加算ライトの設定

ワールドにリアルタイムライトが複数あるときの合成処理の設定。

方針として考えられるのは大きく二つ。

・限られた環境できれいに見えるようにする

・白飛びリスクを許容しつつどんな環境でも同じような見え方にする

 

lilToonのマニュアルでは、加算ライトの合成方法について、

・比較(明)・・・光学的に正しくないが白飛びしにくい

・加算・・・光学的に正しいが白飛びしやすい

ということが書いてある。

一方Poiyomiでは、どうやら加算合成した後の輝度上限を設定することで白飛びを回避しているらしい?(マニュアルには”Defines the maximum allowed brightness resulting from the add pass.”って書いてある)

 

よって、白飛びしないことを重視してlilToonの比較(明)の色味に近くなるようPoiyomiの最大輝度を設定するか、白飛びリスクを受け入れて両方とも制限なしの加算モードにするかのどちらかを好みで選ぶということになる。

 

1. どっちも加算にする場合

こっちは簡単。

 

〇lilToon

 ・「ライトの合成」 = 加算

〇Poiyomi

 ●「Additive Lighting(7.3.xxx) / Add Pass Lighting(8.0.xxx)」タブで設定。

  ・Point Light Passthrough

  ・Limit Intensity(7.3.xxx) / Limit Britghtness?(8.0.xxx) = 無効

 ●「Additive Lighting(7.3.xxx) / Shading > Shading(8.0.xxx)」タブで設定。

  ・ Lighting Type = Toon

  ※8.0.xxxのShading > ShadingタブはLight Dataタブの一個下。

 

2. lilToonの比較(明)に合わせる

〇lilToon

 ・「ライトの合成」 = 比較(明)

〇Poiyomi

 ●「Additive Lighting(7.3.xxx) / Add Pass Lighting(8.0.xxx)」タブで設定。

  ・Point Light Passthrough

  ・Limit Intensity(7.3.xxx) / Limit Britghtness?(8.0.xxx) = 有効

  ◎Max Intensity(7.3.xxx) / Max Britghtness(8.0.xxx) = お好みで

 ●「Additive Lighting(7.3.xxx) / Shading > Shading(8.0.xxx)」タブで設定。

  ・ Lighting Type = Toon

  ※8.0.xxxのShading > ShadingタブはLight Dataタブの一個下。

 

加算合成した後の輝度上限というのが実際にどういう計算をしているのかは知らないが、追加のライトが明るくなればなるほどlilToonは明るくなるがPoiyomiは一定値で頭打ち、逆に暗くなればなるほどPoiyomiは暗くなるがlilToonは一定の明るさを保つ、という状態になる。

どれくらいの明るさのライトを想定するかによってちょうどいい値が変わるのでよく行くワールドとかよく遊ぶフレンドに合わせておくのが無難だろうか。困ったらとりあえず1でいいと思う。