特に役に立つことは書いてないワールド制作にまつわる日記③

おはこんにちばんは。

「聖堂-The Lost Sanctuary-」について書きたくなったので書きます。内容に関してはいつもどおりです。お暇な方は読んでいってください。

 

このワールドは(ほぼ)フルスクラッチです。どうしてそんなことしようと思ったのかは覚えてません。多分フルスクラッチというものを一回体験したかったんじゃないでしょうか。

サウンドとテクスチャとvQpカメラ以外は自分で作りました。あれ?それ以外ってモデルとパーティクル(のシステム)とUdonだけでは?こうして書いてみるとフルスクラッチを自称するのがおこがましくなってきました。でもワールドにおいているオブジェクトを自給自足したことは褒められてもいいと思います。

モデリングしたはしたけど、ほとんど対称的な幾何学図形の組み合わせなのであんまり難しいことはしていません。モデリングそのものよりデザインのほうが難しいです。

ちなみに、フルスクラッチの理由は忘れたけどワールドを作るきっかけ自体はちゃんと覚えてます。この動画です。↓

【MMD】クラウディアさんのピチカートドロップス【VRCアバター変換】 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

クラウディアさんかわいいですね。(私含め)周りに使ってる人はあまり見ませんが……

閑話休題

実はこれっぽい雰囲気を出せそうな販売オブジェクトはいくつか見繕っていたんですが、どういうわけか自分で作ることになりました。

とりあえず丸いフロアで、天井から光が入って、あと真ん中に木を置くくらいのことは最初から決まってました。

あ、なんでフルスクラッチにしたのか思い出しました。よーぐるとさんの「Color Shower」の影響だと思います。

そういうわけなんで、ステンドグラスっぽい要素も入れようと思ってたはずです。

途中で、なにかワンポイントが欲しくなったのでアラベスク模様をベジエカーブで作成。これが一番楽しかったです。作り方自体は、ネットの海からフリー素材をさがしてきてトレスするだけです。簡単なのでみんなもやろう、ベジエカーブモデリング

建物が丸いだけだと物足りなくなったので、これまたとあるMMD動画の影響を受けて奥にステージっぽいものができました。

木はblenderのアドオンで作ったので楽でした。参考はこちら↓

[Blender 2.8] 木のモデルをお手軽作成 [Sapling Tree Gen] - ほろほろりドットコム (horohorori.com)

Blender 無料のアドオンとテクスチャを駆使してローポリの木を作る方法 - TomoGのごちゃまぜ倉庫 (tomog-storage.com)

ところで、モデリングで一番つらいのってUV展開じゃないですか?そんなことないですか?

無機物モデリングなのでシームレステクスチャを適当に拾ってくればいいんだけどね。

そういえばこのとき初めて、「アイランドを梱包」機能を覚えました。今まで知らなかったのが悲しいです。

さてモデリングとテクスチャの選定も一段落したら次はUnityの作業です。ぼくはblenderよりUnityが好きです。(別にblenderが嫌いなわけじゃないよ。blenderもたのしいです)

建物の中しか作らないと決めていたのでやることはそんなにないです。あとこのとき光の筋をパーティクルで作る方法を覚えました。参考記事はURL持ってくるのが面倒なので「Unity パーティクル 光の筋」とかで調べてください。

木の陰は床に落ちてほしかったのでライトベイクをしました。ここで初めて知ったんですが、ライト焼くと環境光が効かなくなって閉じた空間は真っ暗になってしまうんですね。そのへんをどうにかするために中にポイントライトおいて焼きました。でも環境光のほうがきれいなんですよね。おのれリアルタイムシャドウ。

鏡のメッシュをドア(?)の形に合わせたかったので自作。作り方間違えて「鏡の後ろの景色が映る鏡(?)」が生まれたりしました。Unityのミラーの仕組みがわかりません。でも面白いことができそうな気配がします。

その他のパーティクルも自作しました。例によってテクスチャはフリー素材ですが、パーティクルをいじる楽しさを覚えました。このあと自分用のきれいなパーティクルとか作ったりしました。

「ギミック解いた先のプラベポータル」に憧れがあったので、バージョン違いで夜の方も作成。本編よりちょっとだけ昔をイメージしています。鍵穴すぐ見つける人となかなか見つからない人で結構両極端にわかれてたのが面白かったです。

足音も導入、ついでにリバーブもかけてみました。ここでちょっとつまづいたけど割愛。

めっちゃいい感じのBGMもみつけて、全体的になかなか満足のいく仕上がりになりました。自分でそれなりに苦労してつくったという感覚が強いせいもありますね。でももうフルスクラッチはやらないとおもいます。自分の技量では自分が満足できるものを生み出すのが大変なので。

 

それでは今回はこのへんで。ここまで読んでくれた人はありがとう。